【リフレクション】見過ごされているものを問い直す〜2015年を振り返って〜(2015.12.30)
おかげさまで2015年の活動も無事終了いたしました。参加してくださった皆様、協力してくださった皆様、ありがとうございました!2015年の参加者数は310名(うち視覚障害の方は73名)、2012年からのトータル参加者数はのべ1210名(うち視覚障害の方291名)となりました。
活動を始めて4年目の今年は、各地への出張や学校での授業、学会に参加したりと、たくさんの方とお会いしました。異なる分野で活動する実践者、研究者のみなさんとの出会いはどれも刺激的で、改めて自分たちの活動を顧みる貴重な機会でした。
いろいろな場所に出向き、いろいろな方と話題になったことは「そもそも私たちがみているものは何か」という問いでした。そもそも美術ってなんだろう、美術館ってどう言う場所だろう、新しいことを考えるのではなく、すでに社会の中にあるけど当たり前すぎて見過ごされているルールや習慣、私たちの活動の根本は、それを問い直す作業なのだと思います。
活動範囲も美術館だけでなく、科学館や建物・空間に広がりました。実験的なプログラムも多かったですが、寛大な気持ちで一緒に挑戦してくれた現場の皆様、そして何よりも一緒にワークショップの場を楽しんでくださった参加者の皆様に感謝したいです。
来年も引き続き、色々な場所で活動していきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお過ごしください!
視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップスタッフ一同