女子美術大学アートプロデュース表現領域3年生の授業

2015年7月15日(水)に女子美術大学アートプロデュース表現領域3年生の課外授業として「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」を開催しました。16名の学生のみなさんと一緒に東京国立近代美術館のコレクション展を鑑賞しました。

約2時間半の授業では率直な言葉や、言い淀む言葉、普段はわざわざ言葉にしないこと、などたくさんの言葉が飛び交いました。「言葉に出せば他者と共有・共感できる可能性が生まれる」という感想と「どうしても言葉で表現できないこともあり言語化の限界を感じた」という対称的な感想を口にする生徒さんもいました。

学生の皆さんには「言葉にできないこと、伝わらない経験をこそ大切にして欲しい」と伝えて授業を終えました。授業終了後に聞いた「言葉にできないモヤモヤも含めて楽しかった」という感想が印象に残っています。 身近な他者の考えに触れる経験などを持ち帰ってくれたのではないかと思います。

【鑑賞作品】

《横たわる少女》イケムラレイコ
《MOON》《MANDAY》舟越直木
《反映/思索》アントニー・ゴームリー
《眼のある風景》靉光