東京都写真美術館 第14回恵比寿映像祭 「映像祭を見て、聞いて、語る鑑賞ワークショップ」(2022.2.19)

2022年2月19日、東京都写真美術館で開催した「第14回恵比寿映像祭」でのプログラムとして「映像祭を見て、聞いて、語る鑑賞ワークショップ」をオンラインにて実施しました。 当日は、目の見える方6名の参加に加え、見えるスタッフ2名と見えないスタッフ2名の計10名で行われました。見えない・見えにくい方のご応募もあったものの、都合により欠席とのことで、またのご参加をお待ちしております。一方、遠方、中には海外からのご参加もあり、オンライン開催ならではのワークショップとなりました。

ワークショップでは、それぞれの作品を多様な人が言葉にしながらじっくりと鑑賞しました。「最初にパッと観た時の印象が次第に変化していった」、「言葉にすることで自分自身新たな気付きを得られた」、「うまく言葉にできなかったことを受け止めてもらえた」などの感想をいただいたほか、「私はわからない」や「私は別の見方をする」という言葉から新たな会話が広がるなど、多様な見方と活発な会話を楽しむことができました。

また、今回取り上げた作品は制作方法や仕掛けがユニークな作品もあり、それらを知る前と知った後での印象の違いなどの話もできました。(スタッフ衛藤)

 

【鑑賞作品】
《サーカス見物(後楽園)》1947年 林忠彦 写真
《サム・エリック、ペンシルベニア》〈劇場〉より 1978年 杉本博司 写真
《Clockwork Birdcage》2020年. パンタグラフ インスタレーション

主催 東京都写真美術館