小学5年生とチェコアニメ「コオロギくん」を語り合う授業(2019.10)

2019年10月3日から11月にかけて中野区の新渡戸文化小中学校にてアニメーションについて語り合う授業「こちら新渡戸文化放送局! みんなで楽しむチェコアニメ「コオロギくん」を語り合おう! 」を行いました。この授業はチェコアニメ「コオロギくん」という短編シリーズを題材にしながら 目の見える人も見えない人も大人も子どもも楽しめる方法を考えるという授業です。

2016年から続く新渡戸文化小中学校での授業も4年目、これまで継続してきたサイエンスコミュニケーション科の授業に通底する目標はコミュニケーションを通して正解が一つではない課題について考え、生きる力を養うというものです。最初の授業では5年生の皆さんとともに、アニメを楽しさってなんだろう、そしてセリフのないこのアニメをどうやったらみんなで楽しめるだろうかという話し合いをしました。

そして全5回の授業は、台本作り、読み上げ、録音、様々なプロセスを経て最後の上映会へと続きました。

【鑑賞した作品】チェコアニメ「コオロギくん」
1970年代にチェコ共和国の国民的アニメ作家ズデニェク・ミレルが作った子ども向けアニメシリーズ。バイオリンが得意な主人公のコオロギくんは音楽や楽器を身近に感じながら 森の中で様々なキャラクターたちと出会いながら生活しています。魅力的なキャラクターたちと素朴でコミカルなやり取りが楽しいアニメ作品です。

主催・新渡戸文化小中学校
協力 視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ  シネマ・チュプキ・タバタ
映像提供 株式会社アットアームズ
写真:石原新一郎