きくたびプロジェクト 横浜美術館コレクション編 進捗報告(2018.1)
昨年から取り組んでいる「きくたびプロジェクト 横浜美術館コレクション編」の音声作品の公開日が決定しました。3人の俳優が創作した音声作品は2018年1月15日(月)に「きくたびプロジェクトYouTubeチャンネル」にて公開します。 対象となる展覧会は「横浜美術館コレクション展 全部見せます!シュールな作品 シュルレアリスムの美術と写真」(2017年12月9日〜2018年3月4日)ぜひ展示室に足を運んで音声作品をお楽しみください!!
★ 1月15日の公開に向けて現在、音声作品を鋭意創作中です!
プロジェクトメンバー毎日のように横浜美術館に通いながらはさまざまなリサーチや実験や遊びを行ってきました。
例えばこんな感じ…
①展覧会担当学芸員の解説を聞く まずは自分たちが作品、作家についてよく知るために 横浜美術館に協力をいただき担当学芸員のお話を聞きました。 そもそも「シュルレアリスムとは何か?」やシュルレアリスト達の思考方法についての話を伺いました。 彼らが生きた1920年代がぐっと身近に感じられた気がします。
②シュール遊びをやってみる シュルレアリストたちは創作の過程で偶然性を取り入れた遊びのような作業を繰り返し新たなイメージを探っていたそうです。そこで私たちもシュール遊びと称して、オートマティスム、ディペイズマン、集団で一つの短歌や短い文章を作ってみるなどの遊びをやってみました。自分の意図を超える思いもよらない文章が出来上がり、シュルレアリストの思考を少しだけ実感できた体験でした。
③資料にあたる 作品、作家のリサーチはもちろん、「横浜」という場所や美術館の歴史についても調べています。 これまで記された資料(本、文献)を調べながら100年前の人が作った作品が、いまここ(横浜)にあるということ。その意味について私たちなりに考えています。「資料を調べる」とは単に文字情報を読むことではなく、情報をいかに身体化するかということでもあるようです。 こんな風にプロジェクトメンバーはときに格闘するように、ときに遊ぶようにリサーチを繰り返しています。
その他にも詳しい様子を知りたい方は こちらのきくたびプロジェクトtumblerページをごらんください。 → http://bit.ly/2CFxNqf
このプロジェクトの特徴は複数のメンバーの視点を持ちよる点にあります。バラバラな経験をバラバラなままで、いかに場所の魅力を人に伝えることができるのか。そんなことを考えて作ったいくつかの「音声」がもうすぐ完成します。お楽しみに!
◎横浜美術館アクセスマップ http://yokohama.art.museum/visit/access.html
◎「きくたびプロジェクトYouTubeチャンネル」 現在、予告動画のみ公開中!3人の俳優の声が聞けます。 https://www.youtube.com/channel/UCkaKqRrIAJ0N6F5u4CwpUHg
◎きくたびプロジェクトtumblerページ https://kikutabiproject.tumblr.com
◎お問い合わせ kikutabi.project@gmail.com