アートミーツケア学会2015での実践報告
2015年11月7日、8日に大分県で開催されたアートミーツケア学会2015にて視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップの実践報告をしました。(会場:大分県立総合文化センター/iichiko総合文化センター/大分県立美術館)
今回発表したのは ・見える人と見えない人の美術鑑賞の歴史 ・活動の目的 ・ナビゲーターの役割 ・事例紹介 ・アンケートデータ ・見えること、見えないこと、見えにくいことについて ・これからについて などです。 初めての学会発表で内容が伝わるだろうかという緊張がありましたがたくさんのご意見をいただきホッとしています。 発表を聞いてくださった方からは 「視覚障害者の美術の楽しみ方は?」 「プログラムを人に伝える時のポイントは」 「普及するために大切な事は?」 などたくさんの質問を頂きました。
私たち自身もいまだ考え続けている事でもあり明確にお応え出来ない部分もありましたが活動を見つめ直すとても良い機会になりました。 また発表以外の場所で地元の方(視覚障害の方、晴眼者の方)とお話しして一番嬉しかったのは「大分でもやってみたいな」と言ってもらえたことです。
自分たちが実践するだけでなく地域によって、時代によって、担う人によってプログラムが変化し、広がってはじめて根付くということなのだと思います。実践だけでなく伝える、広がるという事を意識した学会発表でした。