東京都現代美術館 「開館20周年記念MOTコレクション特別企画クロニクル1995-」展にてワークショップ

2014年6月22日に東京都現代美術館(東京都江東区)「開館20周年記念MOTコレクション特別企画クロニクル1995-」展にて13名の参加者とともに視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップを実施しました。

「1995年」という日本の転換点をテーマにしたこの展覧会では、参加者自身の言葉で魅力が次々と語られる作品もあれば思わず「なんでこれが作品なの?」「この作品の価値はどこにあるのか」という謎が生まれる作品もありました。 参加者の「一見分かる作品だけど、皆と一緒に鑑賞することで、分かるが分からないになりました」という言葉は 現代美術をみる面白さを表している感想のように思えました。 「分かる」と「分からない」の間を行き来しながら、何故だろうと考えることが美術鑑賞の楽しみだと実感しました。

【鑑賞した作品】

・Aチーム
《遅い振り子》《静かな向かい風》舟越桂
《犬=1日に10㎥の空気》大岩オスカール
《スワンの午睡》《ハウス》《マジック》《緑園》高柳恵理
《Dog》小林孝亘
《Pick up something from FRAC Champagne-Ardenne and bring it into the city, then make some noise》田中功起
《PixCell-Deer#17》名和晃平
《PixCell-Bambi#10》名和晃平
・Bチーム
《途切れないささやき》《遅い振り子》舟越桂
《PixCell-Deer#17》名和晃平
《PixCell-Bambi#10》名和晃平
《Bloomy Girls》高木正勝
《珍日本紀行シリーズ》都築響一
《Dog》小林孝宣
主催:視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ