東京都現代美術館 MOTコレクション第2部「ぼくからきみへ―ちかくてとおいたび―」にてワークショップ(2013.09)
東京都現代美術館・常設展示室にて、「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」を開催しました。12名の参加者とオブザーバーの皆さんでMOTコレクション第2部「ぼくからきみへ―ちかくてとおいたび―」を鑑賞しました。美術館の職員の方や、インターンのみなさんにもお世話になり楽しい鑑賞となりました。
今回のコレクション展タイトルの「ぼくからきみへ」に込められた「自己と他者」というテーマは大人からこどもまで、みえるみえないに関わらず誰にでも思い当たるもの。ワークショップに参加した皆さんは初めて会った人も多かったですが皆さんとても自由に言葉を交わしていました。
サキサトムさんの「もう一つの物語」という作品では真実の分からなさを目の当たりにして居心地が悪いような良いような雰囲気に、初めて会った人同士、思わず顔を見合わせて笑ってしまう瞬間が面白かったです。泉太郎さんの「ラマ」という作品を鑑賞したとき「一見チープな作りだからこそ、他者を分かりたい切実な思いを感じる」という言葉が聞かれたように、参加者それぞれの今を生きる言葉を沢山聞くことが出来ました。
【鑑賞作品】
1、「母型81%」トビアス・レーベルガー
2、「もう一つの物語 」サキ サトム
3、「Thank you Celeb Project – I’m BOKAN」Chim↑Pom
4、「無題」加藤泉
5、「seed」加藤美佳
6、「ラマ」泉太郎
7、「Jackal 」「Gorrilla 」「Sand pig」「bathing under the moon」「Snowy zebra」田代裕基(動物たちの彫刻)
8、肖像の部屋
9、「EAR WITH CHAIR」藤本由紀夫
主催:視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ